マラムレシュ地方といえば木造教会!らしい。なんせ、世界遺産に登録されてるぐらいですから。そして、ここシゲットマルマツエイはマラムレシュ地方の中心都市なんです。
この衣装は村ごとに違うらしく、みんな来ている服がちょっとずつ違います。さすが民族衣装。オリジナリティにあふれています。そして子供がかわいい!
ちょっとテンション高くプルサナの村の中を歩いていると素敵な木造の門がありました。この辺はなんでも木で作るんですね。入口に立っているおばあちゃんもふわっとしたスカートにスカーフを巻いています。うーん。田舎だ。
彼らはルーマニア・ブルガリア周遊14日間のツアーのみなさんでした。
そんなわけで、木造教会を見に行くことにしました。計8つある木造教会のうち、全部は見るのが大変なんで2~3つ見ることにします。まずは一番行きやすいブルサナへ。
昨日と同じようにヒッチハイクを始めると、すぐに乗合タクシーのおっちゃんがやってきます。これでブルサナまで1人10レイ(330円)。バスはなくても人は移動をして、ニーズがあればなんとか移動できるようにはなるんだね。
今日は聖マリア(だったと思う)のお祭りの日らしい。ブルサナに入るとものすごい大渋滞。もう車が進まないので歩いて教会に向かいます。
すると、別にお祭りだから渋滞ではなく、車が路肩に落ちていました。ただの事故です。僕らと同じように諦めて歩いている人の中には民族衣装の人も多いです。真っ白の上着、花柄スカートになんとピンヒール!よくわかんないけどさすがラテンの女!
坂道を上がって木造教会の敷地に入るとものすごい人の数。地元の人が集まって(たぶん)神父さんの説教を聴いているんです。十字をきったり、お祈りしてる。
説教に合わせて響く聖歌が山にこだましている。これほんとに2009年?
って突っ込みたくなる体験。タイムトリップして100年ぐらい前に入り込んでしまったみたい。
1時間ぐらい説教を聴いてから、お祈り、そして、神父さんからパンをもらってみんな帰っていく。
僕らはその後、木造教会を見学したり、民族衣装の人たちと写真を撮ったり、撮られたり。
子供だけでなくて、大人も民族衣装を着ています。みんなかわいいです。特に日本人が珍しいらしくやたらと声をかけられます。この衣装は村ごとに違うらしく、みんな来ている服がちょっとずつ違います。さすが民族衣装。オリジナリティにあふれています。そして子供がかわいい!
お祭りが終わった後も地元の人たちはなかなか帰らずにおしゃべりしています。こういうところでいろんな情報交換をするのかな。彼女とか嫁もお祭りとか週末の教会でみつけるんじゃないかな?昔の日本もそうだったはず。
やっと人が少なくなってからぶらぶら木造教会を見学します。空に向ってそそり立っている教会は素敵です。これ、全部木造なんですね。
一応、ネットで調べるとモンゴル人やその他の民族が侵略してくることが多かったマラムレシュでは、侵略者が来た時に教会をバラして村人と一緒に逃げられるようにしたんだとか・・しかし、こんなにでかいもんバラして運べるかね?この解釈はちょっと違うような気がするけどさ。でも、木造教会って本当に素敵。山に囲まれた周りのロケーションも素晴らしいね。ちょっとテンション高くプルサナの村の中を歩いていると素敵な木造の門がありました。この辺はなんでも木で作るんですね。入口に立っているおばあちゃんもふわっとしたスカートにスカーフを巻いています。うーん。田舎だ。
感激覚めやらぬまま、次の木造教会がある村Budestiを目指します。
と、いっても直通バスはないのでヒッチハイクです。ヒッチハイクを始めて10分ぐらいで英語を話すおじさんに拾ってもらい、途中の村まで乗っけてもらいます。彼は首都のブカレストからやってきているビジネスマンだそうです。
途中まで車に乗っけてもらって、降りたところは何にもない村。困ったねーって次の車を探しながらまたぶらぶら歩きだします。周りは本当に緑に満ち満ちています。この辺の自然は豊かなんですね~。ところが、ここからが大変だった。ここからBudestiまでは5キロ以上。。遠いな~。歩きながらヒッチハイクするけど、まず車が来ない、、、来てもがんがん飛ばしてる!止まるどころの話じゃありません。
マラムレシュの村を歩いていると、またも木造教会が!
そう、世界遺産に8つの木造教会が指定されてますが、マラムレシュの村にはたくさん木造教会があるんです。その中の古くて保存状態がいいものが世界遺産になっただけ。この土地の習慣なんですね。
村を歩いていると昨日博物館で見た白黒チェックの袋を持った人がたくさん行きかいます。さらには、道沿いのベンチに座っておしゃべり。「ブナズィーバ!」って挨拶しながらぶらぶら歩くこと1時間ぐらい。
ちゃんとヒッチハイクできました。Budestiの木造教会の前でおろしてもらったんです。
見ず知らずの外国人を車に乗せてくれるなんてルーマニア人はとても親切。僕らも感謝感激です。
Budestiの木造教会の周りにはお墓がたくさん。とても手入れがされています。
昨日の陽気な墓もでしたが、マラムレシュではお墓を大事にする文化があるんでしょうか?
日本も昔はお墓を大事にしてたのかな?ご先祖様のお墓とかかわりが薄いので僕らは現代っ子かな?なんとなく、お墓は大事にしたほうがいい気がするけど、実際はしてない。細木和子なんかに「ご先祖を大事にしなきゃいけない」なんて言われるとそんな気もしちゃいます。
教会にはカギがかかってて、どうしよっかぼーっとしてると何たる偶然!
日本人のツアー客がバスで乗り付けて来ました。さすがにツアー客が来れば教会の管理人もやってきてカギをあけてくれます。ちゃんと見学できた上に日本語のガイドもちゃっかり聞いてしまいました。
ツイてる!
この2カ国を周るなんて結構マニアックかも。ユーラシア旅行社っていうマニアックなツアーの会社があるんだとか。。。
教会の中も素朴ないい感じです。そんなに洗練はされてはいないのですが、丹精込めて作って、それを守ってきた雰囲気が伝わってきます。
なによりも、今も信仰を捨てずに手を加えて大事に扱っているのが伝わってくるんです。日本人はお盆とお正月ぐらいしか信仰心を見せませんが、お祈りって本当は毎日しなきゃだめだよね。。。
見学を終えるとツアーの人たちは大型バスで帰っちゃいました。僕らは久しぶりに日本語をしゃべってなぜかちょっと疲れちゃいました。変な気分。こんなのどかな田舎で日本語を使うなんて思ってもみなかった。
見学を終えるとツアーの人たちは大型バスで帰っちゃいました。僕らは久しぶりに日本語をしゃべってなぜかちょっと疲れちゃいました。変な気分。こんなのどかな田舎で日本語を使うなんて思ってもみなかった。
Budestiからはまたヒッチハイクでシゲットの近くまで送ってもらいました。乗っけてくれたバイアマーレから来た親子がなんと、僕らも明日参加予定のPreslopのダンス祭りに今から行くそうです。
何たる偶然!明日会えるかな?
息子のほうが学校で英語を勉強しているらしく、かなり上手でした。昔はロシア語かドイツ語を勉強していたそうです。時代が変わってきたんです。これからは社会主義の国でも英語が大事なんです。
ドライブインでお食事。メニューはいつもと同じ肉&ポテト、
そして、ルーマニアのお味噌汁とでもいうべきチョルバ(スープ)です。またヒッチハイクでシゲットまで戻りました。
街を歩きながら宿へ向かっていると結婚式の御一行が!よかったね!おめでとう!
ラテンっぽくみんな大騒ぎしながら歩いてきます。向かった先はやっぱり教会。みんな集まって新郎新婦が出てくるのを待っています。出席者から話しかけられて少しだけおしゃべりしていると、彼らはブルサナから来たらしい。今日はめでたいお祭りの日だから結婚式も一緒に上げるんだって!よかったね!
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