2010年2月11日

「陽気な墓」で考えた 8/14@シゲットマルマツエイ

今日は陽気な墓へ行きます。
でも、寝坊。。
バスは1日2本、これはもう行っちゃってます。
オランダ人カップルのスーザン&マタイに教えてもらった通り、ヒッチハイクに挑戦してみます!今回の旅で初めてのヒッチハイク。
・・・しようと思ってたら、おじさんが声をかけてきます。1人5レイ(150円ぐらい)で「陽気な墓」があるサプンツァまで行くそうな。インドで散々だまされてきた僕らはどうしようか考えますが、、、なんとおじさんはすぐにおじさんは他にも2人お客さんを拾ってLet's go サプンツァ!ヒッチハイクというよりも乗合タクシーのようです。
バスがなければないなりに、他の輸送手段が発達するんですね。
田舎を車でぶっとばし30分ぐらいでサプンツァへ。この車が素敵にぼろぼろ。道も悪いけど車も悪い。がたがた走って行きます。道路を走っているのは、、、車以外は馬車! サプンツァの「陽気な墓」は観光客で一杯。一番多いのはルーマニア人です。
ゆきが以前テレビで見て、行ってみたかったんだとか。
「陽気な墓」っていうのは、まさに人の「墓」なんですが、その墓碑には明るい色調で故人の人となりが描かれています。名前は忘れましたが、1940年ぐらいからサプンツァのある職人さんが作り始めたそうな。創始者はもう亡くなったんですが、お弟子さん達が今も作り続けているんです。
ご夫婦で食事している姿(左)や、軍隊にいる姿(右)
バーテンダーや
彼は洋服の仕立て屋さんでしょうか?
イケメンがかっこつけているお墓もあります。本当に1つずつ個性が出ています。暗い湿っぽい感じはありません。
こんな風に生前の職業を描かれているのが多い。彼は床屋さん。

そして、彼女はシビウから来たタクシーにひかれて3歳で亡くなったそうです。可哀そうに。。。
なぜわかるかというと、お墓には絵の他にいろいろルーマニア語で生前やっていたことや、しんだ時の様子なんかが書かれているんです。
ルーマニア人観光客はそれを読んで感心したり、笑ったりしてる。いーな!僕らも読みたい!
しかし、このお墓は手入れが行き届いている感じがいい。マラムレシュの人はお墓を大事にするらしい。
ゆきと2人で、自分が今死んだらどんな絵になるんだろうって話してました。やっぱり、バックパック担いで、バスとか列車に乗り込んでるところでかな?
自分が死んだあとも普通の墓石よりもこういう明るい、まさに陽気な墓の方がいいな。しめっぽいのは嫌いなんです。
同じサプンツァの村にある教会も見に行きます。
土台はコンクリート、残りは木造!まだ建築中でしたがきれい。木造でこんなに高く作れるんですね。森の中にひっそりとある教会って感じで素敵です。こんな小道もありました。
村の中にはこんな釣り橋も。雨が降っているので滑って危ない。わたっている間は楽しいんだけどね。
時間があったので博物館へ。民俗博物館みたいなところで民族衣装やお祭り、この地方の習慣について展示がありました。ゆきはこういうの好きなんです。
しかし、意外とこれが面白い。特に民族衣装のところは刺繍がすごい。羊の皮のベストに細かい細かい刺繍がされています。冬の間、暖炉端でちくちく縫うのかな?なんとなくそんなイメージをしてしまいます。
↓みたいな赤ずきんちゃんみたいな衣裳もあるんです。かわいい!
でも、シゲットを歩いているとおばあちゃんとかは博物館に並べられている
チェックの袋とか持って歩いてる。
まさに街や村が博物館になってるんじゃないの?
晩御飯にカルボナーラを頼んだのですが不味い。。どうもルーマニアは飯がまずい。
スープも脂っぽい上に、味がないし。


このお肉に周りの黄色い物体は、ルーマニア名物ママリガ。トウモロコシをすりつぶしてお団子っぽくしたものです。見た目通りあんまり美味しくないです。
すこしがっかりしてホステルに帰って今後の予定を立てていると、子猫が部屋に入ってきました。
この猫、外が寒いらしく室内に入り込んできます。ベッドに上ってごろごろ。そのうち寝ちゃいました。宿の猫なんですが、人懐っこいです。

0 件のコメント:

コメントを投稿