今日はオスロ観光の日なんです。
オスロには観光客向けの「オスロパス」という券があります。主要な美術館や観光名所、市内交通がこのパス一枚で全部タダになるんです。だから、1日でたくさん回ればそれだけお得になるんですね。24時間券が1人220NOK(3,300円)とお値段もお手頃。計画をきちんと立てていけば必ずモトは取れるはず。
今日はみっちりオスロ観光をするんです。
1.民俗博物館
2.バイキング
3.コンティキ博物館
4.船で移動
5.ムンク美術館
6.どこかで美味しいディナー
7.ストックホルム行き夜行バス
朝、ツーリストインフォメーションでパスを購入。昨日綿密に立てた計画通り民俗博物館へ。ここはその名の通りノルウェーの民俗、文化に関する展示があります。展示というよりか建物そのものがあります。
こんな風に↓。これは19世紀の薬屋さん。こんな建物が20棟ぐらいあります。
そして、昔のトイレ。全部、腰かけて用をたすタイプ。おしっこはその辺でやってたんでしょうか??
ノルウェーは木材が豊富らしく、木造の建物が多いです。
さらに遡って、バイキングの時代の木造建築も。
さぞかし寒かっただろうに。ノルウェーでこんな木造の建物なんて。。。そうとう厚着してたんだろうな。トナカイの毛皮とか来てたのかな??まあ、どっちにしろ寒い所に住むのってしんどいんだろうな。
さぞかし寒かっただろうに。ノルウェーでこんな木造の建物なんて。。。そうとう厚着してたんだろうな。トナカイの毛皮とか来てたのかな??まあ、どっちにしろ寒い所に住むのってしんどいんだろうな。
アイスランドと同じく、屋根の上に土を乗っけた家もありました。ひとは寒くなると地下に潜るんだね。土って暖かいらしい。見た目はちょっとかわいいけど。
ベルゲンでみたような木造教会もあります。
教会の入り口には民族衣装を着た職員の人もいました。ディスニーランドみたい。ちゃんとした国の博物館なのにお堅くないんですね。
ベルゲンでみたような木造教会もあります。
教会の入り口には民族衣装を着た職員の人もいました。ディスニーランドみたい。ちゃんとした国の博物館なのにお堅くないんですね。
さらにはヨーロッパの少数民族サーメ人に関する展示もありました。サーメ人はスカンジナビア半島に居住している少数民族で基本的にトナカイを放牧して生活しているんだって。ヨーロッパにも少数民族はいるんだね。
続いて民俗博物館のすぐお隣にあるバイキング船美術館(The Viking Ship Museum)へ。ここは発掘されたバイキングの船が展示されているんです。もうノルウェーに来るとどこもかしこもバイキング一色なんです。山梨に行くとどこもかしこも武田信玄だけど、あんな感じ。
で、船は大きい、きれいな流線形をしています。こんなに美しい船はみたことがありません。
木を使ってこんなに美しいものを作れる人がヨーロッパにいたんだ!
この博物館には船が合計3隻展示されていますが、すべてバイキングのお墓から発掘された埋葬品です。バイキングからしたら、船って本当に大事なものなんですね。
木を使ってこんなに美しいものを作れる人がヨーロッパにいたんだ!
この博物館には船が合計3隻展示されていますが、すべてバイキングのお墓から発掘された埋葬品です。バイキングからしたら、船って本当に大事なものなんですね。
↓これは彼らの移動経路です。アイスランド、グリーンランド、北アメリカ(コロンブスより300年以上前)、ロシア、トルコ、スペイン、北アフリカ、イタリア!
冒険って言えばかっこいいですが、地元民からしたらただの海賊ですから始末が悪い。まあ、ノルウェー人からしたら英雄だけどさ。しかし、こんな船でイタリアまで行けるってのもすごいな。人やら馬やら船に乗っけて攻めていったそうな。
次に訪れたコンティキ博物館(The Kon-Tiki Museum)でノルウェー人の船に対する熱い想いを感じてしまいました。
コンティキ号って知ってますか?僕らは知りませんでした。なんと、ノルウェー人ヘイルダールという学者が南アメリカからポリネシアへ民族が移動していったことを証明するために実際に古い書物に残っていた絵を元に作った船(筏?)でペルーを出発。4ヶ月後に無事、ポリネシアに到着したんです!
1947年の出来事らしい。熱い!
↓南太平洋を渡ったコンティキ号
いいね!なんせ食料も基本的には全部、魚を釣ったりしていたらしい。↓がコンティキ号の航路。
そして、更にこのヘイルダールは次の航海に出たんです。次は大西洋を渡ろうってプランです。モロッコからアメリカ大陸までやっぱり筏で移動したんです。1回目は失敗。2回目にして成功。
そして、更にこのヘイルダールは次の航海に出たんです。次は大西洋を渡ろうってプランです。モロッコからアメリカ大陸までやっぱり筏で移動したんです。1回目は失敗。2回目にして成功。
↓大西洋を渡ったラー2世号
彼は古代の技術で海を渡れることを証明したんです。熱い!なんでも自分でやってみるってのが大事だよ。学術的にいうとヘイルダールの試みはあんまり意味がないらしい。特に大西洋・太平洋を行き来していた事実も文化的な交流もなかったらしい。でも、海は『障壁』じゃなくて「通路」っていう考え方はヘイルダールがノルウェー人だったからかもね。彼はノルウェーではとても尊敬されていたそうです。やっぱり冒険家は尊敬されるべきなんです!熱い!
ボート乗り場で待っている間も僕らはちょっとしたバイキング気分です。すこし船を見すぎたのかもしれない。気合いを入れてポーズ!海が呼んでるぜ!
そんなアホなことをしているうちにボートがやってきました。今日の予定の最後、ムンク美術館へ向かいます。
船で移動って楽しい!しかも、Oslo Passで乗れちゃうのがまたいい!
そんなアホなことをしているうちにボートがやってきました。今日の予定の最後、ムンク美術館へ向かいます。
船で移動って楽しい!しかも、Oslo Passで乗れちゃうのがまたいい!
トラムに乗り換えてムンク美術館へ。「叫び」で有名な作家です。テレビや教科書で何回か見ましたが一度本物を見たかったんです。
本物はおっかなかった。
「叫び」っていうよりか何かに吸い込まれていくみたい。どっちにしろおっかないね。
しかし、このムンク博物館。計2回も泥棒・強盗にあっているそうで、警備は厳重です。美術館泥棒がいるなんてルパン3世みたいですね。盗んだ後はどうするんでしょうか??
晩御飯はノルウェー最後の食事なんで初めてレストランに入って食事をしました。
2人でコース料理を頼みました。
このお肉・野菜炒めはなかなかの味。ただ、思ったより肉の量が少ないんです。。。
デザートにティラミスまで付いてきて
お会計の時間。
デザートにティラミスまで付いてきて
お会計の時間。
分かってたけど高いね~。287NOK(4300円)。まあ、日本と同じ値段だ!って考えればいいとしよう。どうしても悔しいのが、消費税。レシートに書いてある金額を見て↓
消費税は25%。287NOKのうち、57.4NOKが税金。。。社会保障がしっかりしてるとか言うけどさ、メリットを享受できない旅行者には25%の消費税は高いぜ。
消費税は25%。287NOKのうち、57.4NOKが税金。。。社会保障がしっかりしてるとか言うけどさ、メリットを享受できない旅行者には25%の消費税は高いぜ。
宿に預かってもらった荷物を回収してオスロ中央バスターミナルへ。無事に夜行バスに乗ってお隣の国スウェーデン・ストックホルム目指して出発です。
僕らの乗ったバスは料金が安いものなので、学生みたいな子が多いんです。なぜか北欧の子供は枕を持って旅に出るらしい。複数の学生が大きな枕を手に持ちながらバスに乗る列を作っていました。なぜ??
0 件のコメント:
コメントを投稿