2009年7月22日

チベット3日目 こんどはゆきがダウン 4/23 ラツェ→シガツェ

朝起きるとけいじは調子がよくなっていました。
高地に慣れてきてるのかな?高度4000mに慣れるってすごいことだね。


トイレに行くと衝撃の展開が。
大きいのをしに行くと、既にランクルドライバーの1人が踏ん張っている最中でした。
「ごめん!」とドアを閉めようとすると、「来い来い!」
これが噂の「ニーハオトイレ」なんでしょうか?


結局、空いていた隣の穴(ここでは、便器はなく穴に大小を落とします)でけいじも踏ん張ることに。
『言葉も通じない2人が高度4000mでトイレットペーパー片手に踏ん張っている』状態に、
踏ん張りながらも笑いが堪えられませんでした。
いろんなことが起きるもんです。
中国では普通のことらしいです。


いざ出発すると、今日からは道路がすごくいい。日本の高速道路並みに快適なのだ。
まあ、この快適な道路も中国政府がお金を掛けて作ったわけで。
この辺境の地にかける中国のやる気というか意気込みをそこはかとなく感じます。

今日も快晴で気分爽快!空が蒼いぜ!

昨日とは少し違って、黒い大地が広がっています。
寒さは相変らずですが、日中は20℃ぐらいまで温度が上がります。
今日の移動は短くて、お昼前にはシガツェ(3900m)に到着。初めての都市らしい都市です。
立派なホテルがあるけど、ホットシャワーはでない。。。
でも、 久々に文明に出会った気がする。科学テクノロジーっていい!
お昼ごはんは自由だったので、ホテルとなりの食堂へ。
ほかほかのご飯にモヤシ炒め、卵スープ!中華らしく山盛りで出てきます。


これで14元(200円)。もやしなんて食べたの日本を出て以来だよ。
あっさり塩味で美味です。感動のあまりメニューまで写真!
全部漢字ですが、なんとなくどんなものが出てくるのかわかります。
2時からツアーメンバーと一緒にシガツェのチベット寺院(タシルンボ寺)を見に行きます。
チベットで活仏とされているパンチェンラマ(阿弥陀菩薩の生まれ変わり)が普段滞在しているお寺です。初めてのチベット寺院なんですが、青い空、白い壁、赤茶の屋根のコントラストが美しいです。
最初の2日間は村ばっかりで、大きな建物自体なかったですが、山全体がお寺になっています。
このお寺を作った木はどこから持ってきたんでしょうか?
チベットではまだ木を見ていません。シガツェにきてやっと街路樹を見たぐらいです。
お寺の境内を歩いていると、ストゥーパの周りをコルラ(左回りに歩いて周る)している信者が。
中には五体倒置で周っている女性もいます。ブッタガヤで見た祈るチベット僧を思い出しました。
ここでは一般の信者がひたすら祈っています。
磨り減った石。ストゥーパの周りの石です。
僕らもコルラしてみました。ストゥーパの周りの石は何百年もかけてすべすべに磨り減っています。
何回この上を五体倒置の信者や僧侶が通り過ぎていったのでしょうか?
気が遠くなります。
こんな僧坊やお寺が立ち並ぶ中を抜けて行きます。
大きな観音菩薩や阿弥陀菩薩にお祈りをしながら進みます。
ツアーの一行は僕らを除くとみんな欧米系のクリスチャン。
つい仏像に手を合わせる僕らを見てどんどん質問が飛んできます。
「ブッダは何パターン変身するんだ?」とか。
「え、えーとー・・・観音様もそうだしー菩薩様もそうだよねー、・・・・ごめんよくわからないけど10とか15くらいかなぁ。」
勉強不足の我々。

それに、僕らの知っている仏教とチベット仏教は少し違うかもしれない。
チベット仏教は日本に比べると激しいのです。
ただ、その微妙なニュアンスの違いを上手に英語で伝えられません。
第一、僕らは厳密に言って仏教徒!っていう自覚はないしね。うーん。もどかしい。
お寺の中庭に建つ柱。

お寺の建物全体はそんなに豪勢なものはなく、中は暗く寒そうです。そして、外はまぶしすぎるぐらいの太陽がかんかん照り。でも、気温は20℃ぐらい。

チベットのお寺には必ずあるマニ車です。
これを一回まわすとお経を一回唱えたと同じだそうです。信者も観光客もぐるぐる回します。
お寺見学を終えて、ツアーはお寺の前で解散。
後は自由行動なんですが、ガイドから言われたのが、「街の中で勝手に写真は撮らないように!」
抗議しても、「これは政府の方針だから」の一点張り。
そして、お寺の前の広場にはこんな銅像が。
右が自転車に乗った中国人、左が羊を連れているチベット人です。
文明というものを中国人がチベット人に教えている図なんだとか。
(右の自転車に触っているのは生きているチベット人の子ども)
えー・・・なかなか日本では感じない異質なものを感じます。
マーケットをのぞきながらホテルへ戻るのですが、道を間違えました!
ありゃりゃ。。。これまでは間違えるほどの道なんかない街にいたので、方向感覚が鈍ったのかも、。
結局30分ぐらいうろうろしてやっとホテルへ到着。
この余分な歩きがまずかったのか、今度はゆきが高山病でダウン。
お茶を飲んで寝るのが一番。。。と、いうことでけいじはスーパー(中国では超市)でバナナとカップラーメンを買ってきて食べました。
ただのカップラーメンなのに泣くぐらい美味しい!
中華らしい濃厚さと脂っこさがまたたまりません。

1 件のコメント:

  1. こんにちは!六本木です(*^_^*)
    お元気そうでなによりです。
    どうしていらっしゃるか・・・と急に思い
    ブログをのぞかせていただきました。

    チベットは何だか寒そうですねえ・・
    奥様が早くよくなられますように。

    沢山の経験をされ、きっととてもすばらしい人生の時間をお二人で過ごされていることでしょう。
    幸せって、多分、自分の心が生み出していくものなのかもしれませんね。

    どうぞ、お体に気をつけて貴重な時間を満喫されてください!

    また、お便りします。     六本木

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