2011年1月11日

明けましておめでとうございます 2011/1/11@東京

明けましておめでとうございます。
皆さまどんな2010年を過ごしましたか。僕らは怒涛の1年でした。

少しブログの更新をさぼっておりましたが、再開します。
新年を迎え、ブログはもうやめようかと考えていましたが、きちんと最後までやろうということになりました。

帰国後、「ブログ楽しみにしてた~。更新しないの?」と聞いてきた皆さん。お待たせしました。
更新しますよ。がんばります。暖かく、見守ってね。

と、いうことで、2011年も宜しくお願いします。

2010年5月17日

ダメな国ギリシャ 9/16@アテネ3日目

今朝は宿をチェックアウトしてサントリーニ島へ向かうんです。外に出たはいいけどとにかく暑い。広場のカフェで軽く朝食を取ります。カフェの兄ちゃんがやけにご機嫌で、よくわからんけどお勧めらしいよく冷えて甘いコーヒー系の飲み物を出してくれました。これ、とにかく甘い。。。
この前も一度来た衛兵交代式を見に来ました。少し前に来たので衛兵と記念撮影。こんな感じでどんどん観光客がやってきて記念撮影をしていくので衛兵も楽じゃないです。 やっぱり兵隊の中でもイケメンを採用しているんでしょうか?
しばらくすると、新しい衛兵がやってきて、これまで立っていた2人と交替します。他の国と同じように大げさな行進とよくわからん合図をしながら交代。お役御免になった2人は帰って行きました。この暑いなか半日も外に立ちっぱなしの衛兵って大変なんです。
美術館に行こうと思って歩きだしましたが、やっぱり気になるのがギリシャ語。何回見てもさっぱりわかりません。アルキメデスとか昔のギリシャ人はこんな文字が読めたんでしょうか。。。しかし、不思議な文字です。
ゆきが選んだCycladic Art Museumに行きました。これが意外と面白い。世界史の、特に西洋史の始まりはギリシャです。ギリシャの文明の遺物の展示や、生活習慣などがわかっていいんです。

特に遺物の展示がいいです。ブタの置物。貯金箱みたいです。
立派な壺。使えなさそうですね~。
フクロウや神様を浮き彫りにしたコインなんかもあります。フクロウをコインにするなんて不思議ですね。そもそもギリシャはこんなに暑いのにフクロウなんて存在したんですね。
この博物館は小さい割には展示が充実していてけいじのような世界史マニアにはたまらんです。

ぶらぶら歩いて新アクロポリス博物館へ。ここでもギリシャが繁栄していた時代の展示があります。なんせ博物館自体が遺跡の上に建っているんです。なんともダイナミック!
しかし、思ったのはギリシャの国が誇れるものって2000年以上も前のものだけです。ギリシャ時代から後はなんにもなかったみたい。観光もなにもかも。。。。街の遺跡もほとんどが2,000年以上も前の遺跡だったり遺物だったり。
なんだかちょっとダメな国に思えてきました。この2,000年間ギリシャは何をしてきたんでしょうか??
(今まさに、ギリシャが「国家として」経済的に破綻寸前までいって問題になっています。偶然ですが、ギリシャのダメさを感じてしまいました)

実はギリシャは世界に誇れるずっと世界一のジャンルがあります。セックスの回数です。なんでもギリシャ人は平均して年間168回セックスをするそうです。どんなんだと思っていましたが、生活習慣を見ているとちょっと納得できます。

まず、昼休みがやたら長い(11時~3時頃まで)。晩御飯が遅い(9時頃から)。要するにあんまり働かないんです。みんなヒマそうだし、テキパキ働いている人は本当に少ない。大丈夫かね・・・

そんなこんなで、アテネ観光を終えて僕らは夜行フェリーでサントリーニ島へ向かいます。チケットを港のエージェントで購入。一番安いチケットで1人30ユーロ(3,900円)

食堂でちょっと腹ごしらえ。トマトの中にご飯を詰めた料理がおいしいです。まあ、すべての食事がオリーブオイルまみれですが。。。
真っ暗な港で待つこと30分。少し遅れてきたフェリーに乗り込みます。
一番安いチケットなんで、個室なんかありません。大きい部屋でごろ寝。お休みなさい。起きたらロマンチックな島。サントリーニ島なんです。

2010年5月16日

パルテノン神殿 9/15@アテネ2日目

昨晩ネットカフェでアテネ&ギリシャの情報を集めた僕ら。ギリシャ内でのスケジュールを決めました。
今日は市場を覗いてからパルテノン神殿に出かけます。アテネ観光の目玉ですね。

で、てくてく歩いてアテネ最大といわれる市場へ。宿から歩いて2-3分です。ここは何でも売っているんですが、どうしても食べ物を売っているエリアに足が向いてしまいます。
しかも、シーフードに!アテネの市場はさすが活気があります。呼び込みを受けたり、、市場は観光客が少しいるだけで、あとは普通の人たちが買い物に来ています。
市場のレストランに恐る恐る入って、注文してみました。昨日もそうだったんですが、ギリシャのレストランはどうも食事になるとテーブルクロスの上に紙のテーブルクロスをもう一枚引くようです。汁っぽい料理が多いからかな?
どうやら僕らは肉に飢えているらしいです。羊肉と牛肉を。美味しかったのは左側の羊肉のレモン風味。脂っぽいソースとすっきりレモンの相性がいいんです。
ちょっとびびったのが食堂の横になるショーケース。ウサギが裸になってぶら下げられていました。。。
腹ごなしに歩きながらお金をおろしにシティバンクのATMに行きました。ATMコーナーには野良犬がぐっすり寝ています。犬が苦手の僕ら。びくびくしながらお金をおろします。何で野良犬がこんな堂々としているんでしょうか。。。やめてよ。。
すると、ギリシャ人女性が普通に隣のATMでお金をおろし始めました。どうも、ギリシャ人は犬なんか怖くないらしい。狂犬病はないのかな??しかし、犬も寝すぎやろ。無事にお金もおろして、アテネ観光の目玉、パルテノン神殿に向かいます。パルテノン神殿というのは小さい山の上にあります。まあ、僕ら得意の山登りということで、せっせと登り、秘密の学生証を使って入場料金もただですり抜けました。
そして、登っていくとだんだん教科書で見たことがあるようなギリシャっぽい建物が見えてきます。
あっちこっちで修復工事をやっています。まだまだ時間がかかるんだろうな~。修復するの大変です。
で、一番お目当てのパルテノン神殿が見えてきました。なんつってもでかい!Oh!ぴよちゃんも感激です。ベトナムから旅に加わった彼にはギリシャに来たのは感慨深いんじゃないかな。
この神殿を紀元前の時代に作ったギリシャ人は尊敬するね。日本だったらまだ卑弥呼の時代だぜ。
ぼーっとパルテノン神殿の横からアテネの街を見渡していました。この街は本当に昔からずーーっと人が住み続けているんです。たぶん4000年ぐらいもずっと有力な都市なんです。たぶんそれはすごいことで、地面を掘れば遺跡が出てくる状態なんだろうな。
パルテノン神殿の周りは遺跡だらけ。あっちこっちで発掘したり修復したり。お金がいくらあっても足りないんだろうな~。
修復中なのにもう石がずれているのとかがあります。大丈夫か???心配なんです。
パルテノン神殿の横になる山から夕焼けをちょっと見てみました。アテネの街も山もパルテノン神殿も基本白いんで、夕焼けのピンクが映えます。思わず見とれてしまいました。
アテネは街中を歩いているととてもそう思えないのですが、どうやらちゃんと区画整理されていてきちっとしているんです。でも、あの喧騒と活気とほこりっぽさできちっと感が伝わってないだけでした。
で、宿の近くに戻って晩御飯。
ワインをしこたま飲みながらチーズのたっぷりかかったグリースサラダ、
きゅうり(ズッキーニみたいな太いの)のから揚げ。これがかなりうまいです。ジューシーなんです。
でも、パスタはべとべとしてちょっといまいち。
シーフードもきっちり頂きました。
ゆきはデザートまできっちり頂きました。
明日は博物館巡りをするんです。

おまけ。
どうもギリシャ語はわかりません。そもそも読めない。発音のきっかけがつかめません。ネットの落書きで使われるような文字なんです。本当にアルファベットの起源になったもしなのかな??

2010年5月4日

アテネはアジア 9/14@パトラス→アテネ

朝、周りの人がごそごそし始めます。目覚めるとフェリーはギリシャの港町パトラスに到着していました。ついたと言っても外は真っ暗。3時ぐらいでしょうか??眠いよ。

フェリーを降りて、入国審査かと思いきやそのまま。ユーロ同士だとパスポートチェックもないんだね。もう眠いし、暗いし。どうしようもないので朝早くから開いているカフェでお茶。こんなに朝早いのにスーツ姿の人がお茶を飲んでいます。 ホットドック食べて、お茶を飲んで朝を待ちます。
でも、ギリシャは意外と物価が高い。普通のホットドックとお茶なのに7.4ユーロ(1000円)。ユーロ圏をなめちゃいけません。

カフェの兄ちゃんに教えてもらってバスターミナルへ。ちゃんと英語が通じます。バックパッカーが多いのかな。無事にアテネ行きバスチケット(2人34ユーロ:4420円)を購入。お昼過ぎにはアテネに到達。意外と腹ペコの僕らはスタンドでメシを。

串焼きにケバブ、ポテト。これで8.8ユーロ(1150円) ギリシャ料理はどうもトルコ料理にそっくりです。トルコ料理よりも種類が少なくてオリーブオイルがきつい。。。こってりです。僕はこういうの好きだけど、ゆきはそこまで好きじゃないみたい。

アテネの中心部に路線バスで行ってみました。ちょっと田舎のクロアチアと違ってエネルギーと騒音が凄い。何とも激しいというかうるさいというか。のんびりしたところにしばらくいたので、都会の喧騒に負けてしまいそうです。

ゆきをカフェにおいてけいじが宿を探しに出かけました。部屋がぼろい割に値段は高い。そして、湿気でじっとりしている部屋ばっかり。安くてそこそこいいホテルはなかなか見つかりません。どうもアテネは中国人が多くて、嫌われてるらしい。ホテルに言って部屋を見せてくれって言うと、必ず中国人かどうか聞かれます。

やっと見つけたのはHotel Europe。結構ぼろい。でも、天井がやたらと高くて湿気は若干楽なんです。建物の地下1Fはネットカフェ。部屋で1泊35ユーロ(4600円)。ここで何日か泊まることにしたんです。

宿に荷物を降ろして、アテネの熱気を浴びに外に出ました。
そしたら、何ともギリシャっぽい建物が。いい感じです。なんだか無駄にパルテノン神殿!この建物は学生っぽい人たちが出入りしていました。すごい環境で勉強しているんだね。。。

アテネは不思議な街です。ムッとした熱気はアジアみたい。走っているトラムは近代的。その前には王宮を守っている衛兵がいます。そして、街自体は何千年も前から存在して、ギリシャ神話の舞台になってきたんです。神話に出てくる街がそのまま存在して、現代の街になっているって不思議です。近代的なトラム。
街の中にはギリシャ正教の教会もあります。 すぐに疲れちゃった僕らは宿の近くのレストラン(ギリシャ語でタベルナ)でギリシャ料理を食べちゃいました。

これはクスクス。ナンにサラダ、カレーみたいなちょっとスパイシーな何か。ギリシャ料理にはなんだか美味しいチーズがよくかかっています。好みが分かれるところだけど、けいじは好き。 ビールもヨーロッパっぽいのからギリシャビールまで。なんせ暑いからビールが進んじゃいます。いいね~。うまいね~。これで29ユーロ(3770円)。安くはないけど、ギリシャ到着初日だからいいや! 夜はインターネットをして、今後の予定を立てます。アテネの後はサントリーニ島、クレタ島に行ってみよう。サントリーニ島はなかなか楽しみです。

インターネットカフェの店番をしている体格がいいおっちゃんは日本大好き。話しているとどうも空手をしているらしい。空手と柔道は世界中に広まってるんだね。

イタリアなんか嫌い 9/13@バーリ→パトラス

バーリでの朝食でこれからの予定を2人で考えました。

どうもイタリアは物価も高いし、宿代も高い。気に食わない。それに、イタリアならいつでも来れる!ってことで、一気に今日のギリシャ・パトラス行きのフェリーに乗ることにしました。

昨晩に引き続き、フェリーに乗るんです。そう決めちゃえば話は早い。

港まで路線バスで移動して、フェリー乗り場でチケットを購入。夜行フェリーなのにデッキチケット2人104ユーロ(13,500円)。デッキチケットってのは船には乗れるけど、客室はないんです。ロビーとか甲板でずっとぶらぶらしてて、そのまま寝るんです。基本は甲板で寝ろってことらしいんですが、夜になればロビーとかで勝手に寝ても大丈夫なようなので、節約してデッキに挑戦してみました。だって、客室チケットになると倍ぐらいするんです。20時間の船旅なんです。

のるフェリーはSUPER FAST Ferry。なんかかっこいいです。赤白の感じがホワイトベースみたい。
僕らは歩きで乗りますが、お客さんの9割はトラックや自家用車で乗り込んできます。デッキチケットでも自分の車で寝る人も多いようです。

しかし、ヨーロッパの車は牽引車が多い。いろんなものを牽引しているんです。
中には、牛を乗っけているトラックもありました。運んで行って食べちゃうのかな??
僕らはヒマです。乗ってからしばらくすると風景も特に変化がないし、旅行者もあんまり乗っていないので情報交換もすることがない。で、インターネットしたり本を読んだり、船内を探検したり。
夜になるとなぜか船内のTV室みたいなところに寝てもよいことになりました。デッキチケットの人たちが集められてここで寝ます。トラックの運転手みたいな人たちと一緒にごろ寝。
疲れているんで、意外としっかりぐっすり寝ることができます。これで明日は起きたらギリシャのはず!

さらばクロアチア 9/12@ドブロブニク5日目→バーリ

今日はゆきの誕生日なんです。誕生日にクロアチアを離れて、ついにイタリア上陸するんです。本場の生パスタはどんな味がするんでしょうか・・・楽しみ。

荷物をまとめてお昼頃にお世話になった宿をチェックアウト。今日も宿主のおばあちゃんはバスターミナルで客引きに精を出していました。

ゆきは最後におみやげ用にドブロブニク旧市街地の修道院がやっている薬局でコスメをまとめ買い。余ったクローナも全部使い切ります。ついでに街もぶらついて目についたところを写真に撮ったんです。
ドブロブニクは本当に美しい、中世の街並みが残る街でいいです。最初は盛り上がっているゆきを見て「なんぼのもんじゃい」って思ってたけいじもすっかりこの街が好きになりました。是非、また来たい街なんです。
港に戻って、イタリア・バーリ行きのフェリーチケットを購入。一番安いチケットで2人624クーナ(12,500円)。夜中の11時頃に到着するフェリーで、油断していた僕らはバーリの宿も予約していませんでした。ルーマニア・ハンガリー・クロアチアを旅していたここ2ヶ月ぐらい宿なんてすぐに見つかっていたので完全に油断していたんです。

調子に乗っている僕らは船内で果物やヨーグルトを食べてのんびり過ごしていました。しかしけいじは日焼けしています。毎日海で泳いでいたらこうなりました。
で、問題はイタリアのバーリに着いてからです。バーリってのはイタリア半島の長靴のアキレス腱辺りなんです。


真っ暗な港にフェリーが着いて、入国手続きなんかを終えるともう12時を少し回ってるぐらいです。フェリー乗り場に残っているのは僕らのような貧乏旅行者グループが数名。みんな列車に乗るらしく駅にタクシーで乗って行きました。

さて、困った。僕らは宿の予約も何にもしていません。とにかくタクシーを捕まえたもののイタリア人はどうも信用できない。タクシードライバー紹介の宿に連れて行かれると、宿の値段が最初言っていたのと全然違う。僕らも怒って、タクシードライバーを振り切り深夜のバーリの街をうろうろ。

街は真っ暗、見知らぬ国の見知らぬ街で夜中に全財産を持って歩いている僕ら。怖くて仕方がありません。ここで変な奴に襲われたらもうアウトだよ。うろうろと宿を見つけて入っても、全部のホテルは「Sorry! Full!」・・・全部のホテルで満室なんです!

こりゃ困った。怖い怖い。

必死で探すこと30分。なんとか空き部屋のある安宿を見つけて泊まることができました。。。。ひー怖かったよ~。
この宿、ごく普通の部屋で1泊75ユーロ!(9750円)さすがイタリアは高い!!
つーか、ほんまにバーリはホテルが無さすぎ。泊まる人の数に比べてホテルが少なすぎるんです。全部満室だし。二人でもし商売をするならバーリでホテルを作ろうと話し合いました。やったるで。

そして、ヨーロッパの国らしくバスルームにはビデが付いていました。いつも思うけど、これの使い方を教えてほしい。頭では知ってるけど実際にどうやって使うのかいまいちよくわからん。

登る登るツレス山 9/11@ドブロブニク4日目

今日はドブロブニクを見る為に、街の裏側にそびえるツレス山に登ることにしました。
登り口は少しわかりづらいですが、何とか登り始めます。道は延々つづら折りで頂上に向かっているんです。。。しかし暑い。
最初はこんな風に余裕をかましていましたが、、、次第にしんどくなってきます。
更には十字架があっちこっちに立っています。これはクロアチア紛争の際に戦死した人のお墓だそうです。ツレス山の頂上は要塞になっていて、ここからセルビア軍が街に向けてぼんぼん大砲を撃ちおろしたんです。
戦争はやだね。どっちが悪いとかじゃなくて、戦争はやだ。戦争になったら世界遺産も関係なく破壊するんだろうな。

ちょっと暗い気分でなおも登り続けてついにツレス山の頂上へ。休憩も挟んで1時間半ぐらい。頂上から見た内陸部はボスニアです。あの激しい内戦が続いたボスニア。見渡す限り乾いた貧しそうな土地です。正直、スプリットやドブロブニク辺りもあんまり豊かな土地とは言えないですが、海があります。ボスニアには海もほとんどない。貧しいんだろうな。貧しいから戦争も起きるんだろうし。

要塞の中には簡単な展示室があってクロアチア紛争中の記録や写真、実際に使っていた武器なんかが置かれています。まあ、基本的にクロアチア側から見た戦争の記録です。置かれていたノートには日本語で「世界遺産の街を破壊するセルビア人は許せない」とありました。そんな単純なものかな。

戦争になれば世界遺産だろうがなんだろうが生き残って勝つために壊すと思うけどな。戦争自体を許しちゃいけないんです。

屋上からはドブロブニクの街とアドリア海が見渡せます。
戦争中、兵士は同じ風景を見ていたんでしょうか。今、日本からやってきた僕らは「美しい」と感じますが、戦争中の兵士はこの風景を見てどんなふうに感じたんでしょうか。
戦争をしたことがない僕にはわかりません。

ちょっと暗い気持ちで山を下りていくと、ロープウェイの支柱がありました。
戦争前はロープウェイで山頂まで登れたそうです。
何年後かわかりませんが、またドブロブニクに戻ってくる頃にはこのロープウェイが動いているといいな。

ツレス山を下りて、旧市街地を目指してぶらぶら歩いてみます。
小さい路地や抜け道を通り抜けて、迷いながら歩くと楽しいです。
クロアチアのそこかしこで見かけるこのマーク。ドブロブニクの街にもそこらじゅうにあります。
SOBEは一般家庭の部屋を貸し出している民宿。この他にAPARTMANという表示もあります。ちゃんとした定義はわかりませんが、どうもSOBEはキッチン無の部屋、APARTMANはキッチン付きという感じで別れているようです。
その時泊まれるかどうかは、家の人(大体おばちゃん)に聞いてみないとわかりません。
料金もあまり吹っかけられることはないし、長い期間滞在する場合は割引してくれることもあるんです。

今日はドブロブニク最後の夜です。ちょっと豪華に食事をすることになりました。
生ハム&チーズ&サラダの盛り合わせにワインを飲んじゃいます。しかし、クロアチアの生ハムは美味。外れがない!
シーフードもたっぷり。ムール貝や魚だけじゃなくて、イカ・タコも食べられるのが嬉しい。
料金はこれで245クーナ(4,900円)
でも、これだけじゃちょっと足りません。僕らは食いしん坊なんです。

で、夜も更けてきていい感じのドブロブニクの街を美味しいシーフードレストラン(2軒目)を探しにうろうろ。
バカンス客が溢れていていい感じです。バカンスなんでみんなリラックスしてうきうき気分なんです。
見つけた2軒目のレストランでは生カキに挑戦。
レモンをキュッと絞って頂いちゃいます。美味いに決まってるんです。
ワインにイワシ、ムール貝のリゾットと2軒目なのに食べまくり。山登りの運動で食欲が止まらないんです。

シーフードを食べていると、ドブロブニクたくさんいるネコもやってきます。テーブルの足元にやってきてお魚をねだってきます。僕らは貝殻をあげるぐらいですが、ネコに魚のお頭をあげている人も。道理でネコが太るわけです。

これだけ食べて2軒目は176クローナ(3,500円)。生ガキを食べてこの値段はまあまあいいんじゃないかな??クロアチアも明日で最後だから奮発しちゃったんです。