バカンス中はロヴィニでずーーっとうろうろしていました。のんびりしたんです。
唯一、ロヴィニの外に出たのがトリュフを食べに行った日です。
どうもロヴィニのあるイストラ半島はトリュフの産地らしい。
特に内陸部のグロジュニャンってところがいいらしい(全部日本から持ってったフィガロの情報)。
なので、噂のグロジュニャン村に行って食べてみることにしました。
・・・っていっても、まず場所から分からないのです。
ロヴィニの観光案内所で聞くとどうもバスを何回か乗り換えていけるらしい。
しかし、僕らの食い意地ってのは相当なようです。バスを乗りついで行ってみることにします。
お天気は晴れ。まずは朝一のバスで半島の海沿いをウマグ(Umag)って街まで。晴天で気持ちが良いです。
バスターミナルではヴェネツィアへ買い物ツアーを盛んに募集していました。
この辺からは首都のザグレブに行くより、イタリアのほうが近いんです。バスで2-3時間らしい。
まあともかく、Umagでバスからミニバス(ハイエースみたいなの)に乗り換えて内陸のブイエ(Buje)という町。尾根の上にあって眺めが綺麗なところです。
・グロジュニャン村までは7-8キロメートル。
・バスなどの公共交通ルートはなし。
・貸自転車もなし。
ほほぅ。こりゃ困ったね。
ほほぅ。こりゃ困ったね。
インフォで貰った地図をのぞきこみ、相談の結果食いしん坊の二人は「歩こう!」という結論に達しました。トリュフへの渇望は凄まじいものがあります。ルーマニアでの経験もあったので、歩きながらヒッチハイクしようっていう結論に達したんです。素晴らしい楽観主義!
夏の炎天下の中とことこ道路を歩くこと1時間半ほど。ついに見えてきたぜ!グロジュニャン!
その手前に7キロの表示がありました。ブイエから少なくとも7キロ歩いたんです。日本でも歩かない7キロを歩きぬいてやってきたのはトリュフの街グロジュニャン。これまた尾根の上にぽつんとある小さな小さな村です。古い城壁や教会があって歴史を感じさせます。 外国人観光客も多いのですが、お目当てはここ。広場にある村でも数少ないレストランです。
このレストラン(Bastia)のメニューにはうやうやしく、英語でLegend of Bastiaとあります。トリュフにも歴史と伝統、そして伝説があるらしいです。
そんなことはともかく、食いしん坊の僕らはすぐにワインを注文。一杯飲んで疲れを癒しながらメインメニューを選びます。
濃厚なクリームパスタwithトリュフ。こんなに掛けちゃっていいの??
同じく、ランプステーキwithトリュフ。
ビーフステーキwithトリュフ。
味はね。もう、香りから始まって、味も、後味も全部濃厚なんです。いいねー。美味かったね。無駄に7キロ歩いた甲斐があったよ。また帰りもがんばって7キロ歩こう!
お腹一杯トリュフを食べて、ワインを飲んで、満足していた僕ら。隣のテーブルにいた3世代家族が話しかけてきました。なんと、子供づれの夫婦は日本の渋谷に住んでいるそうで。外資系に勤務中なのかな?世界は狭いね。地球の裏側でトリュフ食べてたら、近くに住んでいる人に出会うなんて。
彼らは車で移動しているらしい。車はいーな。
ぶらぶらグロジュニャンを歩いてみると、酔いと満腹感も手伝っていい気分です。村もなかなか風情がある気がしてきます。
しかし、このグロジュニャンの村にはトリュフ屋が何軒もあって、「4年前に金賞を取りました!」みたいなお店がたくさんあります。さすがトリュフの村!
と、まあ、目的を達した僕らはロヴィニへの帰路へつきます。って言っても7キロ歩くんです。道は続くよどこまでも~♪
通りかかった車に親指を立ててヒッチハイクしながら歩いていると、1台が止まってくれました。走って行って乗せてもらうと、ノリがいいドイツ人夫婦でした。おばちゃんが「Hey!You are so Nice!!」と大笑いしています。どうも、クロアチアの田舎で日本人がヒッチハイクしている状況が面白かった様子。よく考えればかなり変なシチュエーションです。彼らはドイツから車でバカンスに来ているんだとか。素敵だな~。
Bujeまでは車で10分ほど。降りるときに折り鶴をプレゼントして別れました。どうもありがとう。
バス待ちをしながら、最近出番が多い、Oh!ピヨちゃんinブイエショットを。
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