2010年2月17日

移動と毛刈り(1回戦) 8/17@モイセイ→クルージナポカ

昨晩から泊まっているナイスな宿「ベラルーシー」。ルーマニア語で「美しいルーシー」みたいな意味らしい。けど、このメイドカフェ的な看板は何なんでしょうか。なかなか異彩を放っています。
朝ごはんはこんなものが出てきました。最初は食べるのを戸惑ったんですが、食べちゃえば意外とイケる味です。どうも、キノコと野菜をトロトロに炒めて、トマトソース(か何か)で味付けしたものらしい。朝からこってり風味だけど、そんなの問題ない!ベラルーシーはなかなかいい宿です。
典型的な家族経営の宿で、普通の家とは違って、お父さんがお料理、お母さんがレジやらお客さん対応。子供がお手伝いです。この男の子がとてもかわいい。
恥ずかしがりながらお母さんのお手伝いをして朝ごはんの果物をサーブしてくれました。
それを見たマンマは「ブラーボォ!ブラーボォ!ブラーボォ!」(ハグぎゅ~&キスちゅっちゅっ)と誇らしげ。
その後もけいじの真似をしてくっついてきます。お金を払うときも横から見ていました。
モイセイの村に出るといきなり馬車が!お祭りが終わると本当にただの田舎町です。
昨日の大移動に引き続き、今日も移動。。現在地のモイセイ(Moisei)からクルージナポカ(Cluj-Napoca)を目指します。
まず宿のあるMoiseiでヒッチハイクをしたけどつかまらない。。。なんせ車自体が通らないんです。モイセイ村のはずれまで延々と歩き、やっと見つけた乗合バスで近くの鉄道駅のある村(サッシュレ)まで。

ところが、村の中でどこに駅があるのかさっぱりわからん、、、路上で困っていると英語をしゃべれるおじさんが駅まで車で乗っけてくれた。
なんと彼はアメリカ・ワシントン在住なんだとか。ルーマニアから移民したそうです。
今や普通に英語を話し、エリートアメリカ人って感じです。こんな田舎だと思っていたルーマニアもいろんな顔がありそうです。

駅に着いたのはお昼ごろ。何にもない駅です。列車は15時半。ぼんやり待っていたんですが、なんとはなしにけいじの髪を切ることになりました。
ヒマだし、かなりぼさぼさだったので。
誰もいない駅のホームで散髪。ゆきは「うーん!」「あれ~?」「なるほどね」などと言いながら切っていきます。やっと、右半分のカットが終わった時点で列車が!取り急ぎ、けいじは右半分だけ短く、残りはぼさぼさ頭で列車へ!
右側はもみあけと耳周りを切っただけ、、、
左は今まで通りです。(でも、写真を見るとそんなに差はないんですね)
本当に「世界の車窓から」的な風景が広がります。
緑豊かな山の中を列車はひらすらトコトコ進みます。
ここからDeclean,Dejiと2回列車を乗り継いで、夕方無事にCluj-Napocaに到着。
今日は一日列車で移動をしていました。
しかし、ルーマニアは本当にロマ(ジプシー)が多い。
特に少し大きな駅には必ずロマの家族がいて物乞いをしたり、なんかウロウロしている。
物乞いのときに僕らの荷物をじろじろみるのでとても不快。何か持っていかれそうな気がして気が抜けない。
別に差別する気はないけど、実際ちょっと気味が悪い。

Cluj-Napocaは1泊して、明日も朝一の列車でシギショアラへ行くのです。
だから、駅前でいい宿はないかな~って見渡したらすぐそこにHotel Paxと看板が!
見に行くとレセプションにものすごい美人がいて、飛び切りの笑顔と素敵な英語をしゃべります。
僕らは2人ともなんかうっとりしてしまい、部屋の中も見ずに決めてしまいました。美人って得なんです。 (ちゃんと室内は清潔で、英語も通じました。)
値段はこれまでに比べて110レイ(3700円)と高めでしたが、満足度が高い!これがうわさに聞くルーマニア美人なんでしょうか。。。マラムレシュにはそこまで美人はいなかったのに、やはり都会にはいるらしい!と、髪型が左右で違うけいじは思うのです。
ふらっと外にご飯を食べに行くとやっぱりピザ屋しかない・・・どうも外食産業が発達していないんです。で、ピザとパスタを頼むと、僕らに興味を持ってくれたらしくいろいろ話しかけてきます。10代の子は学校で英語を勉強しているので、話ができます。
で、パスタをこんなに可愛くしてくれました。
ピザは普通。
味はまあまあだったのに、ビールがまずい・・まずいっていうかすごく甘い。なんだこりゃ。
どうもルーマニアの料理はいかん。ビールも入れて37レイ(1200円)

今日は交通費にも30レイ(1000円)ぐらい掛っていて、意外とお金を使ってしまいました。ルーマニアでの予算は2人で1日180レイ(6000円)です。

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