2009年8月9日

バックウォーターへ 5/9 inコーチン

午前中、半日ツアーに参加+夜行列車でバンガロールへ行きます。
南インドに来てから列車やバスのチケットをちゃんと手配するようになったので旅もスムーズです。
というよりも、前が無計画でサボりすぎてたのかもね。

ホテルから州政府観光局オフィス(ツアーのスタート地点)へ向かっているとおじさんに話しかけられました。
彼はモルディブ人でパスポートごと財布を盗まれたとのこと。
お金がないから、朝食代をくれないかとのこと。
新手の物乞いなんでしょうか。断ってしまいました。本当はどうなんだろう。

インドに来てぼられたり、だまされたり、物乞いに付きまとわれたりしていると段々普段の自分じゃなくなってくる。

そんなことはともかく、朝飯を食べてからバスに乗り込みます。
プーリーも、そして、なによりコーヒーがうまいお店でした。

ツアーバスで1時間半ぐらい行くと、もうそこはやしの木だらけの風景が拡がっています。
インドじゃないみたい。このへんはケーララ州というのですが、ケーララというのは「やしの木の土地」という意味なんだとか。緑が多くて自然が豊かな感じです。
このツアーはバックウォーターツアーといい、この地方のやしの木のジャングルと豊かに流れる川・水路を巡るのです。
インド人からも人気が高いらしく、ツアー参加者は我々以外皆インド人でした。
インド人といってもお互いにいろんな言葉を話しているようです。なんだか不思議ですね。
そして、ケーララでは共通語は英語です。

ヒンディーより、英語の方が通じるようです。北インドに対する対抗心でもあるのかな?
出発地に到着後、英語ガイドが近くの植物を教えてくれます。

これがジャンクフルーツ!なんせでかい!
タピオカの木。タピオカ好きなんですが初めて木を見ました。いよい小さい船↓に2人で乗り込んで、船頭さん兼ガイドさんに連れられて出発です。(奥で近所の人が洗濯してます)

やしの木や野生パイナップル、バナナ畑、マンゴーなどを眺めながらこんな小さい水路を進みます。
村人もたくさんいて洗濯や食器洗いをしています。 動物もたくさんいます。人に飼われている牛や水牛、犬猫はもとより、ニワトリに七面鳥もいます。
野生動物のほうは、小魚以外にもカワウ、美しい野生のカワセミも撮影に成功!カワセミは英語でキングフィッシャー(KingFisher)と呼ばれています。
そう、我らがビール&飛行機のキングフィッシャーです。なんとなく嬉しい。

牛(食べ物がたくさんあってよかったね。北インドの牛より太ってます)
カワセミその1
カワセミその2(青くて美しいです)
犬も水路を泳いで渡ります。猫はのんびり寝てました。

ゆきはかなりご機嫌。船が好きなんです。コーチンは特に船に乗る機会が多い。
船頭さんは船をこぎながら水路に浮かんでいるやしの実を拾い上げています。

ランチに食べるんだとか。平和です。

こんな植物だらけの場所もあります。
上からカシューナッツが降ってきました。でかい!
まあ、ただ船に乗ってうろうろしただけなんですが2人とも大満足。
ゆったりバックウォーターを楽しみました。


これで1人400ルピー(800円)は安いかもね。

コーチンに戻ってご飯を食べます。2人ともカレーを頼んだんですがこれが辛い!
まさにHotになって汗だらだらの2人。。特にけいじはTシャツの色が変わるぐらい汗をかきました。

凄まじい辛さと昼の暑さにやられてホテルで昼寝。というか、ノックアウト状態。
夕方まで寝ていました。
ちなみにこのホテルは24時間制。チェックインが夜の9時ごろだったので、今日のチェックアウトでも夜まで部屋を使えるのです。
この24時間制のホテルは南インドに多くて、夜にチェックインするとお得なんですが、夜行などで朝に到着しちゃうと結構損した気分です。

夕方の列車に乗り込んで、いざITシティのバンガロールへ。
今日はいいチケットが取れなくてエアコンなし3等寝台です。
同じコンパートメントにうるさい子供とかなり太目のお母さんが。
狭い寝台に2人で寝るのは元々無理があるのでは。。。ところが、自分の足元に子供を当て込んで寝ていました。さすが!母はどこの世界でも強いです。

このエアコンなし3等寝台では、けいじは下段、ゆきはお母さん&子供を中段に挟んで上段で寝ます。かなり快適にぐっすり寝てしまいました。

列車に乗り込む前にホームでゆきに話しかけてきたおばあちゃんが。
イギリス、シンガポールやアメリカ、日本にも来たことがあるそうです。
彼女曰く「インドは汚いわよね~。うるさいし。本当に困った国だわ」
心から同意したかったゆきだけど、力強くうなずくわけにも行かず、思わず笑ってしまったんだとか。
インド人でもインドを汚いと思うんです。

なんとなく、インド人から「インドは汚い」って言われると「ああ、ちゃんとそう思ってるんだ」って安心します。そう、インド人も「このままじゃいけない」って思ってるんです。
きっと、インドもこれから変わっていくんです。
コーチンはそんなことまで思わせるいい街でした!

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