2009年7月6日

キャメルサファリ 4/1-2 inジャイサルメール

今日は待ちに待ったキャメルサファリの日なのだ。
朝からテンション高く、バナナをかじりながら準備。ジャイサルメールのバナナは大きくて食べ応えがある。
東南アジア、インドのほかの地域のバナナに比べてもうまい!砂漠の街なのに野菜や果物がうまいってのはどうしてだろう。昨日のぶどうもうまかった。

8時からの予定だったけど、ラジュさん曰く9時スタートになるとのこと。
更に部屋をチェックアウトせなダメらしい。どうせ、部屋がたくさん空いてるんだから良いのにね。
最初はかなり調子がいいけど、どうも後からどんどん変わっていく。困ったもんだ。

結局、9時過ぎにお迎えのジープが来る。若いイギリス人の女の子2人と僕ら2人と同じホテルの計4人の参加。彼女達はいくら払ったのかな?
なんと、この2人18才、19才とのこと。

大学に入る前の1年間で働いてお金をためて旅行に来てるんだって。インドを回った後、東南アジアへ行くそうな。今のうちに世界を見ると、また違った大学生活が送れるんだろうな。その行動力に驚きです。
ただ、イギリスポンドがかなり下がって苦労しているそうな。日本円が強いというとうらやましがられます。今強い通貨は日本円ぐらいしかないらしい。


まずはジープで街を出発。門から出て5分ぐらいでもう砂漠。まさにここは砂漠の街なんです。
しばらく行くと、突然道を外れます。がたがた道を少し行くと人と座ってるラクダが見えてきます!そうこれにのっちゃうのです!

ジープから降りて挨拶もそこそこに各自1頭ずつのラクダに乗ります。
ゆきは乗馬をするので簡単にラクダを乗りこなしていましたが、けいじはなかなかそうはいきません。
ラクダの背中は高いので、かなりおっかないのです。

ラクダの背中からはこんな感じ↓
(自分の荷物も鞍にくくりつけて移動です。)

そして、いよいよ動き出します。操縦はかなり適当。
先頭を行くラクダ使い達が操るラクダに勝手について行きます。

この鞍のすわり心地があんまりよくない。。。なかなか上手にポジションが取れません。
ラクダは一歩が大きい上に、ずーっと座っているのでお尻が痛いんです。

だんだんラクダの操縦に慣れてきた頃、1時間ぐらい移動したら休憩です。
早速お昼ご飯の時間のようです。

ラクダから降りると、ゆきのラクダはのびのび寝ていました。
べつにばててる訳ではなく、クセみたいなもんだそうです。かわいい。

後姿はこんな感じ。

お昼ごはんはラクダ使いの人たちが作ってくれます。
ラクダ使いの人は親分1人と若者2名です。
彼らは火を起して僕ら4人用に食事を作ってくれますが、これが脂っこい上に辛い!
(ちなみに普段ラクダ使い達は料理をしないんだって。だから不味いのかな?)
イギリス人の2人は食べられないみたい。かわいそうに。

食い意地が張ってるけいじ&ゆきはがっつり頂きます。
お昼ごはんの後は昼寝。
休憩は砂漠の中の木の下で。砂漠では日陰が貴重なのです。

昼寝の間、なんとラクダは放し飼いです。
前足2本にロープで足かせみたいなのをして、放します。
するとラクダは自分で出かけて行って、葉っぱを食べてます。

昼寝が終わるとラクダ使いたちが1匹ずつ捕まえて来るのです。
すごいね~。

ラクダ使いの若者2人がラクダを捕まえに行ってる間に親方(おじさん)とおしゃべり。けいじのサングラスが偉く気に入ったらしい。ポーズをして、写真を取れ取れと催促します。ちょっと渋めにキメポーズ!
この親方は言語が堪能で、英語の他にも(ちょっとだけ)日本語、フランス語、ドイツ語ができるそうな。
耳だけで覚えるんだって。英語もあんまり話せないけいじには驚きです。
昼寝の後、再出発。
親方は「今日は曇っていて本当にいい日だ」って繰り返し言ってる。確かにラクでいいけど晴れないと『砂漠』って感じがしないな~。
移動していても、砂漠の中にはいろんなものがある。
小さい丘だったり、パキスタン国境へ向かう送電線、小さい村、などなど。。
何にもないところに井戸もあった。
ちゃんと整備してあって、誰でも使えるようになっているらしい。
村にもちょいちょい寄る。よくまあこんな乾いたところに住んでるなと思う。
本当に人間はあらゆるところに住めるんです。
ただ、生活は恐ろしく厳しいみたいで村に入っていくと子供達が走り寄ってきて、「Pen Pen!」「1 dollar!」と激しい勢いで迫ってくる。歩いていると周りを取り囲まれてポケットを触られたりする。


でも、少し話していると、写真をねだられて撮ってあげる。
みんな元気だ。
明るくお金をねだってくる。こういう子達はいつか都会に行きたいって思うのかな?
自分達の住んでいる厳しい環境を観光しにわざわざ海外から日本人やイギリス人がやってくるのだ。
そういう感覚って僕にはわからない。

インドとパキスタンの独立時や戦争をしたときには、この砂漠をイスラム教徒の人がパキスタンを目指して越えて行ったらしい。
昨日見たハヴェーリーも職人がみんなパキスタンに逃げちゃって、今ではお金をかけても作れないらしい。
村の中には大きな井戸があって、水があふれてた。
僕らは飲まないけど、ラクダがどんどん水を飲んでる。
水を口に吸い込んでは、上を向いてちょっと深呼吸してる。
村を出発後、砂漠やちょっとした草地を抜けていく。
夕方には目的地の砂丘に到着するのだ。

この最後の村から更にラクダで1時間半ぐらい。
大きな砂丘に到着。僕らが想像するような、写真で見るような砂丘だ。
そこに小さい小屋がある。今夜はここで野宿
するとどこからともなくインド人がやってきて、「Cold Drink?」
なんと、こんな砂漠の真ん中で商魂たくましく冷たいコーラを売りに来たのです。
さすがインド商人!

ラクダはまた放された。明日の朝また捕まえに行くんだとか。。
なんだかめんどくさい気がするけど。
ラクダ使いの若者2人がいろいろお泊りや食事の準備をしている間に親方はなんにもしない。

我々2人は大興奮で砂丘に遊びに行きます!
だって砂丘だぜ。見渡す限り砂なのだ。
こんな感じ↓
自分の足跡が残ります。砂丘は高さが凄くあって、砂丘の峰(?)から底まで10メートルぐらい。
人なんかは余裕で見えなくなります。
興奮しすぎた我々はこんなこともしてみました!

太陽を持つ女!
こんなこともできちゃうんです!凄いぜ!
散々遊んでいると、ついにラクダ使いから呼び出しが!食事の時間のようです。
イギリス人コンビは既に戻っていて、僕らの方が年上なのにはしゃぎ過ぎていたようです。
食事は相変らずイマイチです。
でも、完食。イギリス人コンビはやっぱり残しています。かわいそうに。
食事後、また砂丘に遊びに行きます。
飽きずに遊んでる僕ら。。。。どうなんでしょうか。
寝る前にラクダ使いの親方と話してると、やっぱりこの辺だとお見合い結婚が主流なんだとか。
彼は3人の娘がいて上の2人は結婚済み。
その婿の探し方は、近くの村に行って「これぐらいの年の男はいないか?」って聞くそうです。
ちょうどいいのがいれば、見に行くそうな。
向こうの親とも話し合いをして、娘を見に来させて、気に入れば結婚!
その村にちょうどいい年の男がいなければ、次の村に行くんだって。「村はたくさんあるからNo Problem!」とのこと。
「レストランでメニューを見て注文するようなもんさ」
んーーー。凄いね。
18.19のイギリス人の女の子は絶句していました。
娘&息子には関係なく全部親達で決めちゃうようです!
夜はそのまま、1人1台小さいマットをもらって野宿です。
曇っていたけど夜中には晴れました。これぞ満天の星空。美しい星空と砂漠の夜!最高!
ちょっと虫が多いけど。。。砂漠なのに。。。

朝は食事を終えて、出発です。昨日と違って晴天です。
今日も頼むよラクダ君。
まず、毛布を背中にかけて、、、
その後に鞍を乗っけます。
気合充分です。今日も僕らを乗っけちゃうよって感じ(?)
ラクダに乗るのにも段々慣れてきました。
今日は昨日と違う方向へ向かいます。
今日は犬が一匹ずっと付いてきます。
犬は昨日Cold Drinkを売りに来たおじさんについてきた犬で、なぜかいついてしまいました。
今日の僕らの移動についてくる気みたいです。
1時間も移動をすると、暑くてちょっと耐えられません。
昨日、曇り空で親方が「いい天気だ」って行ってたのがよくわかる。。
なんせ暑いし、日陰もないし、風が吹いても熱風です。
うーん。。。しんどい。
今日もいくつかの村を経由しながらラクダで移動して行きます。
こんなに暑いのに、人が住んでいます。
人がいるところには必ず井戸があって、草か木がまばらながら生えています。
よくまあ本当にこんな乾いたところに住めるな~。
人ってかなり強いんですね。
移動を開始後、砂が黒い砂漠に出ました。
同じ砂漠でも他のところよりも気温が若干高い気がします。更に乾いているようです。
ラクダ使いの人に質問する気にもなれないぐらい暑い。。。
こんな暑いのに、犬は相変らず元気についてきます。タフだねあんた。
犬は元々人間(アウストラロピテクス?)の残飯を食べてるうちに飼われるようになって、狼から犬に変わったらしい。そんな歴史を彷彿とさせる砂漠の光景です。
しかし、本当に暑い。。。しんどいよ~

ふらふらラクダに揺られていると、なんとひときわ暑いこの砂漠の中に建造物が。
人がこんな暑い中に昔、砦を作ったそうです。
こんな暑い、何にもないところで何を守ろうとしたんでしょうか??
ロマンと謎と汗が漂う感じです。。
なんとか、少し涼しげな木陰に入って休憩。
よく見るとアスファルトの道路もあります。文明って素晴らしい!
ここでお昼ご飯を食べて、昼寝をしているうちに車が迎えに来てくれました。

↑やっぱり不味かったご飯。
無事、ジャイサルメールの街にたどり着いて、やっと文明を感じます。
かなり疲れてたらしくぐっすり寝てしまいました。
お尻が痛いのがちょっと気になる。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿