1959年のダライラマの脱出以来、中国政府が管理しています。そして、一般にも開放されています。
チベット特有の青空と白と黄、赤のポタラ宮のコントラストは美しいです。
ところが、入口でトラブルが発生。なぜか中に入れないのです。
ガイドに問題があったのか、入場制限をしているのかさっぱりわかりませんが、とにかく中に入れない。
後からは他の中国人観光客がぐんぐん押してくるし、前は警察官にふさがれてもう大変!まさに朝のラッシュです。
僕らのツアー客はお年寄りも多いし、こんな押し合いに慣れていないのででかなり苦戦していましたが、けいじとゆきは東京の通勤ラッシュと、インドでの押し合いへし合いを思い出しながらがんばります。
いざとなると不思議なもので高地でも関係なく元気が出てきます。
横入りしようする中国人やチベット人をはねのけて、何とかポタラ宮の中に入場。
ポタラ宮は山の頂上に築かれています。
中は宮殿というよりも神殿。建築に使った木材はネパールから運んできたそうです。
ヒマラヤを越えて持ってきたんだ!僕らと同じルートです。
ポタラ宮からみたラサ。
写真を撮るとお金を取られちゃうところは撮ってないのであんまり写真がないのですが、じっくり見ると10時~3時ぐらいまでかかりました。
これまでの歴代のダライ・ラマやその師匠、高僧、仏様などを祭ってあるところは信仰心の深さと「世俗の権力=宗教の権力」となっていたのだと実感します。
壁画も迫力があって疲れてしまうほどです。
チベット人が仏教に掛ける想いが伝わってくる。そして、チベット仏教の激しさも。
チベット仏教の勉強をしたわけじゃないけど、大まかにいうと、他のあらゆる宗教とだいたい同じ「生きているうちに功徳を積まなくてはいけない、悪いことをすると地獄に落ちて、いいことをすれば救われる」
救う人は観音様だったり、大日如来だったりするのだけど、その仏様の生まれ変わりがダライ・ラマやパンチェン・ラマといった活仏たちなのだ。
なんせ、地獄を描いた壁画は見てて鳥肌が立つぐらい怖い。地獄に落ちないようにする為には、祈ることが勤めなのだ。
チベットのような自然が厳しい土地だと地獄がより身近なのかもしれない。自然が厳しいから、祈りも激しいのかもしれない。
なんとなくだけど、チベットの街の規模に比べて、お寺は異常に規模が大きい。お坊さんもたくさんいる。なんだかアンバランスを感じる。
チベットの自然と信仰の激しさが表れている気がした。ポタラ宮の中にいたねこ。観光に忙しい人間をのんびり見てました。
ねこも高地順応してるんですね。
ポタラ宮はチベット仏教の信仰対象です。ぐるぐるコルラしながらお祈りしているチベット人もたくさんいます。けいじもすこしだけマニ車を回してみました。
そんなことはともかくお昼ごはんは、ガイドのダーシー君の知り合いのレストランへ。ちょっと高いけど、チベット料理を食べさせてくれた。なかなか美味しい。
特に左側の芋と羊肉の煮込みはほくほくしてて、身体があったまる。正直チベット料理はそんなに美味しいものではないけど、これはいける!
午後はポタラ宮に続いて、ラサの中心にあるジョカンへ。チベット仏教では最も重要なお寺で、毎日ジョカンの前で五体倒置でお祈りをするチベット人がたくさんいます。なによりも、ジョカンやポタラ宮の周りをコルラする人も絶えません。周りはお土産屋さんでいっぱいです。
なんとなく、チベット人は純朴と思ってましたが、けっこうな値段を吹っかけてきます。
ラサの看板はチベット語、中国語の併記です。
ジョカンの前でお昼後に解散していたツアー客が集合!中に入ります。
ジョカンの中庭。鹿がシンボルマークです。
ジョカン内部も壁画や仏像がきれいなんですが、午前中見たポタラ宮の迫力には負けます。
屋上から外を見ると、ジョカン前の広場が一望できます。
ボーっと見ていると、なんと広場を囲む建物の屋上のあちこちに中国の軍隊(警官?)が見張っています。よくよくみると、大きな通りには必ず軍隊が屋上から見張っているのです。怖いね~。ちょっと薄気味悪さを感じます。
晩御飯はやっぱり中華。僕ら2人で食事に出かけます。豆腐ときのこの鍋 あっさり味で食べやすい、疲れた2人にぴったり。
揚州チャーハン 腸詰が効いて油っぽいけど最高!
おまけ
熱心な人は巡礼に行く際、車や馬車を使わずに五体投地をしてお寺まで行きます。
チベット人女性は麦藁帽をよくかぶっています。日差しがとにかく強いのです。。
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