2009年12月30日

旅行最大の事件「Train Go!」 7/21@クラコフ→ブダペスト

ポーランド・クラコフ発の夜行列車では8人用のコンパートメントを2人で独占。ご機嫌な僕らはちょっとはしゃいでいました。無駄な写真を撮ったりしながら。。。

で、ぐっすり寝れます。そりゃ、広々と席を使って横になれますから。ちょっと疲れてたってこともあってがっつりぐっすり寝ています。

すると大変なことになりました。
朝方の5時ぐらいに駅に止まっていると、いきなりおっさん車掌が僕らのコンパートメントにやってきました。なんかわからない言葉で「もにゃもにゃもにゃ!」って怒鳴っています。なんだこりゃ!

こっちも必死に英語で「なんだ??」って聞いても、(たぶんスロバキア人の)おっさん車掌はジェスチュアも何もせず。英語も一言も話さず。言いたいことだけ言ってどっかに行っちゃいました。なんやねんなあいつは!

僕はまあいいやってまた寝だします。ゆきは心配になったらしく、しばらくしてから様子を見に行きました。すぐにかなり焦った顔で戻ってきて「この車両には誰もいない!なんか変だ!」。慌てて僕らも降りる準備をして荷物を担いで車両の端っこまで行くと、、、

ゴトン・・・

列車が動きだしました!それも、僕らのお隣の車両が動きだしました。
問題は、僕らの乗っている車両が動いていない。

そう、僕らの車両は連結が外されて、おいてきぼり、お隣の車両はブダペストに向かってTrain Go!

「え~~~!」ってめちゃめちゃ驚いて2人して動けないで見ていると、なんと、どんどん遠ざかってゆく列車からあの(スロバキア人の)おっさん車掌が顔だけ出して何か怒鳴っています。何やら怒っているよう。

そのまま遠ざかっていく列車、あっけにとられて動けない僕ら。。。

列車がいなくなって、やっと我に帰った僕らはショックで呆然。。。とにかく列車から降りて、一息入れます。何が何だか。。。どうやら、最初に車掌が来たときに「この車両は切り離すから前の車両に移れ」って言ってたみたい。何かもうちょっとわかりやすいジェスチャーとか一言とあるだろ!

ってか、どうやってブダペストまで行けばいいんだろう。その辺にいる駅員さんにチケットを見せて、「ブダペストに行きたいんだ」って聞いても、「その列車はもう行った」。
知ってるよそんなこと!目の前で見送ったから!

いろいろ聞いて、7時発のブダペスト行きの列車に乗れました。

そして、この「Train Go事件」を忘れないために駅の写真を撮りました。ここはスロバキア第2の都市「コシチェ」。たぶん、一生忘れない名前でしょうね。 列車は動き出すと30分ぐらいでハンガリーに入ります。女性の明るい車掌さんがやってきて、僕らのチケットを確認。普通に仕事をしている人ですがめちゃめちゃ明るい!いい人みたいです。どうもスロバキア人はダメ!何言ってるか全然わからんし、暗いし。

なんとなく、ハンガリーがいい国に思えてきました。そして、外を見たらきれいなひまわり畑!窓からの景色が黄色一色です!いいね!お昼頃にはやっとこさハンガリー・ブダペストに到着しました。本当ならば朝の9時ぐらいに夜行列車で普通につけたはずなのに。。。列車に置いていかれたり、、、もう大変です。苦労して着いただけあって喜びも大きい!わーい!
その後、予約してあったユースホステルにトラムとバスを乗り継いで到着。ちょっと街はずれですが、なかなか快適そうな宿です。
宿で一休みしてから街に出ました。あっちこっちに噴水があって、みんな水を汲んで飲んでいます。ブダペストはヨーロッパには珍しく水が飲めるんです。温泉もあるらしいです。

ふと見ると目の前には大河。これがドナウ川。何とも美しいです。今朝、列車に置いて行かれたとは思えません。 なんだか疲れちゃった僕らは親しみのある中華を食べました。なぜかブダペストは中国人が多い。この中華もちゃんと中国人が作っています。いいね~。安心する味です。最高です。
ぶらぶら宿に向かって歩いていると、ドナウ川の橋の上からきれいな夕焼けが。なんだか大変なことがあった一日だけど無事にブダペストに着けて、ご飯食べれてよかった。いろいろあっても無事が一番だね。

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