かなりしつこくうるさい。
水とコーラを近所から買ってくると宿(Chandan Guest House)のおっちゃんは「おれんとこで20Rsで安いよ!」とやたらと売り込んでくる。
ちょっとお困りである。
ふと窓から外を見るとサルがいる!こんな街の中にサルって!恐るべしインド!
牛、犬ぐらいは分かるけど、それなりに大きい街のバラナシにサルとは。。。
11時ごろに外出するときにおっちゃんに1Fで会うと、また売り込み。
「明日はどこに行くんだい?明日の朝、ガンガーの夜明けを見よう。そのあと、ボートに乗って要塞やガートを見てきなよ。ガイドを付けられるし」
(インドではガンジス川をガンガーと呼びます)
夜明け大好きなので、いくらか聞くと、「Depend on you!(君しだいだよ)」
ガイド君をわざわざ呼んでくれて話をしたのだか、ガイド君も結局値段を知らない。
どうやら彼が朝一緒にボートの漕ぎ手と交渉するらしい。
だから、値段はいくらになるか分からないらしい。
インドでそんないくらになるかわからないツアーに行く人はいるんだろうか??
船の上でめちゃくちゃ高い値段を要求されたら困るしね。
このホテルはオーナーの奥さんが日本人だってことをウリにしてるのになんだか詰めの甘さが目立つ。
船の上でめちゃくちゃ高い値段を要求されたら困るしね。
このホテルはオーナーの奥さんが日本人だってことをウリにしてるのになんだか詰めの甘さが目立つ。
そして、奥さんの姿はない。もう離婚したのかな?
宿からからぶらぶら歩いて行くと、旧市街地は本当に迷路みたい。
ぐにゃぐにゃ折れ曲がった道の途中に牛や犬が道をふさいで立ってたり寝てたりうんちをしていたり。。
道幅も1.5メートルぐらいなのに人と動物以外にバイクや自転車が行きかいます。
そういうわけで、牛や犬のうんちもたくさん落ちています。
いきなり、店番の人が「なんちゃらかんちゃら!」って牛をひっぱたく!
そう。牛はうんちとおしっこを始めたのです。お店としてはたまらんからひっぱたくけど、牛は関係なし。
大体、牛はかなり大きな顔をしてのさばってる。
クラクションを鳴らされても関係なし、ロータリーの中で寝てたりするんである。
牛渋滞も現実に起こっているのだ。
↑リキシャと自転車に挟まれて動けなくなった牛。右側のバイクをべろべろなめていました。
インド人も牛に対して尊敬とか、大事にしている感じはない。
でかくて、どかなくて、邪魔だけど、牛だからしょうがないってニュアンスなんです。
だから、けっこうひっぱたいたり、押したり、こずいたりしてる。
神様のお使いじゃないのかね~って思うのですが、、、
まあ、そんなことはともかく、歩いてガンガーを見に行く!これがまた普通のでかい河なんである。
向こう岸は不浄の地とされていて、なんにもない。
本当に家もないし、人も住んでいなくてなんにもない。植物もない。こんなになんにもないとちょっと怖い。
お昼ごはんは地元の人がたくさん入っている食堂へ。
けいじはダイエット気取りでべジターリー、ゆきはカリフラワーとジャガイモのカレー(辛ウマ!)
↓沢山の揚げ物を作っています。
食堂の2Fより撮影!
ついでで頼んだマンゴーラッシーが美味しい。ラッシーって言うかほぼマンゴージュースなんだけどね。
やっぱり人がたくさん入っているお店は美味い。
やっぱり人がたくさん入っているお店は美味い。
ヒンドゥー教徒は死後、死体を燃やして遺灰を川に流す。
特に聖なる河であるガンガーに遺体を流されることをヒンディーは熱望するんだとか。
その火葬場と遺灰を流す有名なガートがある。
ガートとはインドで川や池にある沐浴場。
地図を片手に探してみるがぐちゃぐちゃの道に迷ってしまう。
すると、急に大声が聞こえてきます。
てっきり、何かの神様のお神輿でも通るのかと思って道を空けて待っていると、なんと遺体。
オレンジ色の布にくるまれて花や飾りを付けて、4人で竹製の担架みたいなもので運んでいきいます。
この遺体を先頭に、おそらく遺族や友人でしょうか、人々が列になって狭い道をどんどん歩いていきます。
お葬式という感じでゆっくりしめやかに歩くのではありません。どんどん歩いて行ってしまっています。
これに我々もくっついていきます。周りの人と同じく無口になってしまいます。この先に火葬場があるのでしょうか。
これに我々もくっついていきます。周りの人と同じく無口になってしまいます。この先に火葬場があるのでしょうか。
薪が積まれた場所を過ぎると目の前がひらけ突然ガンガーが見えてきます。
牛やらヤギがうろうろしています。
まっすぐ進むと火葬場です。遺体はオレンジの布に包まれて次から次にやってきます。
遺体はまず聖なるガンガーに浸されます。そして、焼き場に設置し薪をくみ上げます。
ヒンディーの聖職者がお祈りをしたり、何かをかけています。
その間も、牛がやってきて遺体を飾る花を食べています。
ついに、火をつけます。流れるようにスピーディーに、次々にやってくる遺体を一連の流れで燃やしていきます。燃やした後はその灰をザルにいれてガンガーに流します。
みんな分業して、手作業でどんどん運んで、どんどん焼いて、どんどん流しています。
がメラメラと燃えている間を人や牛、ヤギ、犬がうろうろしています。
そして、見ている我々には「ボートに乗らないか」「チャイを飲まないか」と盛んに誘いの声が掛かります。
中にはそのまま船に乗せてガンガーに漕ぎ出す遺体もあります。
河の中ほどで、重しの石と一緒に沈めます。
子供と聖職者は焼かずにガンガーに直接沈めるそうです。
岸辺から見ていたのですが、あっという間に沈んでいました。一瞬です。
写真撮影は禁止なので、なかなか説明が難しいのですが、かなりショッキングです。
なんだかいろんなことがよくわからなくなる凄い体験です。
2時間ほど見ていたでしょうか。我々は黙ってみていました。
さっきまで普通の河だったガンガーがとても特別な河に見えてきました。人間不思議なもんです。
ネットカフェで次に行くカジュラーホまでの飛行機チケットをゲット。
インド人がお勧めしていたキングフィッシャー航空!
2人で146ドル(14,600円)。さすがに飛行機は高い。
ブログの更新をサボってるので、地図だけ更新しておきました。
宿近くの食堂で晩御飯。
ベジタリアン料理のみなんですが、店主らしきおじさんはとても太っています。
100キロ以上あるんじゃないでしょうか。野菜だけ食べても太れるらしい。
マサラ(クリームでちょっとマイルドに煮込んだカレー)、ドピアジャ(たまねぎを刻んだカレー)
2つともコクがあって美味しいです。ゆきはこれまで食べた中でBestとのこと!
宿の近くのガートで日没後のガンガーの夜景を見ていました。
ヒンディーの人が流したんでしょうか、灯篭がゆっくりと流れていきます。
夜はガンガーのこちら岸と向こう岸の違いが際立っています。
こちら岸は歌や音楽があふれ、人や牛、ヤギなど活気があります。
何よりも明るい。
向こう岸は何にもありません。
真っ暗です。吸い込まれそうな暗さで、ガンガーがまるで三途の川みたいです。
これまであんまり意識したことがなかったのですが、死が本当に怖くなります。
そんなことを2人で話している間も小さな子供が物乞いに来たり、隣に座っていた若者がゲロを吐いたり、おじさんが静かに読書していたり、立小便をしている人、と生が溢れています。
いろんなことがあからさまで、ごっちゃごちゃです。
ガートからホテルに戻る夜道の途中、前を行くおじさんが急に立ち止まりました。
牛がうんち&小便を開始。みんなが暗い夜道で牛を待っていました。
インドに来たな~としみじみ感じます
おまけ
インドらしい風景。ガンジス川と牛。
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