2009年4月7日

いまいち世界遺産アユタヤ 3/2inバンコク

ご飯ばっかり食べてないで、たまには観光をしようと思います。
今日はバンコクから日帰りでいける世界遺産のアユタヤへいきます。
朝、乗り慣れて来たバスで鉄道のファランポーン駅へ。
チケットを買って、朝ごはんを買い込んで列車に乗り込みます。

考えてみるとこの旅行で初めての列車利用です。
列車にはアユタヤに行く観光客もそこそこ乗っています。

1時間ぐらいするとバンコク・ドンムアン空港が見えてきます。昨年末に空港占拠とかして、かなりもめていたけど今は危険な感じは全くしません。
田園地帯が広がっているのですが、やっぱり水が豊か。
乾季だけど全体的に緑が多いです。そして空が広い。ずーーっと地平線まで見えます。

列車チケットをチェックしているとチケットの裏側に変な記述が。
「臭いのする果物は車内で食べるの禁止」とあります。

たぶんドリアンのことでしょう。タイの人でもドリアンは好き嫌いがあるみたいです。だったら「臭いのする果物」とか書かずに「ドリアン」って書けばいいのに。

列車はお昼前にアユタヤに着きます。小さい駅です。
アユタヤは川の町で、何本かの川に囲まれたエリアが旧市街地です。
旧市街地に行くために渡し舟に乗ります。人が揃うとすぐに出発。水の上は涼しいですね。


我々はお腹ペコペコなのでまずは食事。このこってり麺。

ちょっと好みが別れる内臓系の麺で、具はレバーや血を固めてゼリーっぽくしたものが入っています。
けいじは好きなんですが、ゆきはそうもいかないようで苦戦しています。
アユタヤの旧市街地は広いエリアに別れているので、自転車で回ることにします。
かなり暑いけど、まあ半日だから大丈夫でしょう。2台を1日レンタルします。
早速自転車に乗って出発!

アユタヤはタイの昔の都です。(アユタヤ朝といいます)彼らはカンボジアのアンコール朝を倒したのですが、ビルマ軍に破れて滅びました。
ビルマ軍が侵入した際に彼らは都であるアユタヤを完全に破壊しました。
つまり世界遺産になっているアユタヤは破壊された跡なんです。

お寺や宮殿などを見て回りますが、基本的に破壊されすぎていて何がなんだかわかりません。

石やレンガでできた大きなお寺やお墓を壊すのは相当大変だったはずで、ビルマ人も気合入れて念入りに壊しています。恨みが深かったんでしょうか。。。。

しかし、同じ仏教徒なのに仏教のお寺や仏像を壊すことにためらいはなかったんでしょうか。なんだか不思議な気がします。
アユタヤはHISのツアーコースらしく、かなりたくさんの日本人がいます。ツアーの他にも学生っぽいのも多いです。日本もいよいよ春休みに入ったのでしょうか?
見所はこれ!
首を落とされた大仏の頭が木に飲み込まれています。
かなり広い範囲に遺跡が散らばっているのですが、これが王宮!っていっても何にもありません。

アユタヤではゾウにも乗れます。

ただ、こんなに歩行者や自転車の近くをのっそのっそ歩いています。

ただ、犬がたくさんいます。犬同士でけんかしてたり、数が多いのでかなり怖いです。
相変らず狂犬病におびえる我々はなるべく近寄らないようにしていますが、数自体はんぱないです。
野良犬に餌をやっている人もいます。お願いだからこれ以上犬を増やさないで!
遺跡を見ていても、世界遺産の割にはいまいち、何にもありません。
大体の案内板が「ここには○○がありました。ビルマ軍に壊されました」うむむ。
遺跡の中から隠されていた財宝が見つかったのですが、財宝を収めている博物館はお休み。

どうもいまいちですね。ただ暑いだけな感じです。

少しがっかりして、自転車を返して再び渡し舟に乗り込み駅に戻ります。
列車を待っていると突然、大音響でノリノリの音楽が。

なんだろうと、見てみるとなんとエアロビ。20人ぐらいが一心不乱に踊っています。
ただ、動きはあんまりハードではなく基本左右のステップと手をちょっと回すぐらい。
これでやせるんでしょうか?

突然、エアロビの音が止まり、待っている人がみんな立ち上がります。
けいじは「?」、ゆきもすぐに立ち上がります。
すると、こちらも大音響で厳かな音楽が!そうなんです。
夕方6時になると駅などでは国歌を流すのです。
タイの人は愛国心と王様への尊敬が強いので、みんな立ち上がって国歌斉唱なのです。
けいじも慌てて立ち上がります。出遅れたのは観光客のみです。老若男女みんな立っています。

国歌斉唱が終わると何事もなかったかのように、みんなおしゃべりしたりだらだらしたり、そして再びエアロビです。なんだか不思議ですね。

無事やってきた電車に乗り込み、バンコクへ戻りました。1日暑く、かなり消耗した割には、アユタヤを楽しめずいまいちでした。なんせ犬が怖い!

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