2009年12月23日

世界初の世界遺産ヴィエリチカ 7/19@クラコフ

今日はけいじが前から見たかったヴィエリチカ岩塩坑へ行きます。確か旅行に出る直前にTV番組の「世界遺産」でやっていました。「塩を掘る」って行為はあんまりやらないと思うしさ。

と、いうことでいつものごとく10時過ぎに起き出して、外を見ると雨。ちょっと昨日のアウシュビッツを思い出して暗い気持になります。まあでに今日は地下に潜るんだしいいか。。

クラコフ中央駅に行って明日の夜行列車のチケットを取る。久しぶりの夜行列車でハンガリーのブダペストへ行くんです。ついに念願のF1が見れる!わーい。
窓口で安いチケットをいろいろ聞いてたら2人548ズロータ(17,240円)のを買えた。ツイてる!

路線バスでヴィエリチカ岩塩坑へ向かいます。クラコフ中央駅前から約30分。バス停を降りたらすぐのところに入口がありました。
入場料2人分+カメラ代(138ズロータ:4,140円)の高さにちょっと引きながら、テンション高く出発です。僕ら以外にもさすがに有名な観光地、テンションはみんな高めです。わいわいがやがや。ポーランドらしくカトリックの修道女も観光に来ています。
ヴィエリチカ岩塩坑はその名の通り岩塩を掘り出していた鉱山(?)です。なんで名所かっていうと、坑夫達が地下深く教会などを作ったからです。
あまりにも内部が入り組んで広い為、見るときは30人ぐらいで1組を作ってガイドに引率されます。

出発したものの、最初はただひたすら階段を下ります。
本当にどれだけ降りたかわかりませんが、降りること約20分。
いよいよガイドさんに連れられて歩き出します。

地下は肌寒い。ガイドさんに寄れば健康と美肌にいいらしい。すーすー吸い込みながら更に地下へ。地下の通路はかなりごちゃごちゃしててガイド無しでは歩けなさそう。

目玉の教会に辿り着くまでに、岩塩で作った小人さん(ドワーフ)や小さい教会。
王様の立像とかを見ながら徒歩で進みます。↓これも塩でできています。白っぽい!
この岩塩鉱では馬やロバも働いていたらしい。偉いね~。
掘り抜かれた抗道の壁ももちろん白い!全部塩なんです。なんでまたこんなことになっちゃんだろうね。舐めてみてもしょっぱいんです。たまにこんな塩の結晶が壁には入っています。
途中で休憩を挟みながら辿り着いたのが目玉の教会!広い大きな空間に塩のシャンデリア&すべすべタイル、そして、塩でできたイエス様やその他の人たち。。。もうどうなっちゃってるんでしょうか。めちゃめちゃきれいです。
シャンデリアのひとつひとつも全部塩の結晶!
床のすべすべタイルも岩塩。

地下150メートルにこんなきれいな教会があるなんて。。。人間の力はすごいね。
そんなに塩が欲しかったのかね???

坑道内はちゃんと整備されています。地下道を通っていると柱に塩がこびりついてたり、鍾乳洞みたいに塩が垂れ下がっています。なんとも初めて見る不思議な光景。どんだけ塩があるんでしょうか。中にはこんな地底湖も。ここの水はしょっぱいんでしょうか??
こんな地下の世界があるのは、地下130メートル!
そして、このヴィエリチカ岩塩鉱は大昔から観光地として有名だったらしい。半端な昔じゃなくて、本当に昔。ゲーテやショパンもヴィエリチカに来たそうです。
日本で言うなら天の橋立でしょうか。。。

ユネスコが最初に世界遺産に指定したのは11つ。その中の1つだそうです。素晴らしい。
そして、こんな地下深くなのにWifiも携帯も通じるんです!なんて最先端!
昔の観光はトロッコ列車で行っていたそうです。これがその観光用トロッコ列車。ヨーロッパらしく1等席(赤いフカフカの座席)、2等席(後ろの普通の座席)に分かれています。ちょっとおもしろかった。
帰りはエレベーター。(階段でなくてよかった。。。)これが迫力満点で、真っ暗な中をすごい勢いで登って行きます。一緒に乗ってたおばあちゃんはびっくりしていました。
外に出たら快晴!地底から出てきて見る青空は最高です。ずっと塩だらけの地下にいると服も顔もしょっぱくなった感じです。

入口にあったヴィエリチカの紋章が掘っている人でした。そりゃあんたたちがんばって掘ったよ!偉い!
晩御飯はクラクフの広場に面したレストラン!なんとミシュランに載っているそうです。そんな素敵なところ行ったことがないけいじは「ミシュランデビュー?」って張り切っちゃいました。でも、食事は普通に美味しいけど値段と吊り合ってない。高いばっかりなんです。ちょっとがっかりですね。

おまけ。
素敵なホステルHostel Decoでネットにいそしむけいじ。ここは4人部屋ですが、僕ら以外の2名は遊びに行っちゃって部屋は使い放題です。洗濯物干したり、ネットしたり。
清潔でいいホステルです。

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